甘楽(かんら)郡甘楽町小幡(おばた)地区は、織田信長の次男信雄(のぶかつ)から8代にわたり織田家の城下町として栄えました。
現在も、なまこ壁の土蔵や古い民家が建ち並び、江戸時代の面影を色濃く残しています。
昭和60年に日本名水百選に選ばれた雄川堰(おがわぜき)の清らかな流れに沿って、54本の桜並木が続き、つぼみがほころび始める頃には、静かな町も観光客で賑わいをみせます。
今年は例年に比べ開花が遅く、4月中旬まで満開の桜を楽しむことができました。


(2005年4月11日撮影)
   
雄川堰の流れに沿った54本の桜並木
         
   
なまこ壁の土蔵と古い民家をバックにした桜並木が風情を漂わせている。
         
   
日本名水百選にも選ばれた雄川堰
 
小幡地区には未だに古い民家が建ち並ぶ。
         
   
桜並木の近くに残る武家屋敷跡。白壁と石垣に囲まれた中小路が小幡藩邸跡へと続き、江戸時代の面影を今に残している。
  武家屋敷跡には、下級武士が上級武士に出会うのを避けるため身を隠した『食い違い郭』が残っている。