雪の残る富士見村『沼の窪(ぬまのくぼ)』の村有林には、ザゼンソウが群生しています。
沼の窪のザゼンソウは、村有林の中を流れる小川に沿っておよそ1,000株が自生しており、全国的にも稀に見る大規模な群生地です。
富士見村指定の天然記念物でもあるザゼンソウはサトイモ科の植物で、仏像の光背に似た仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる花に包まれており、その様相はあたかも僧侶が座禅をしている姿に似ていることから「ザゼンソウ」と名付けられたといいます。
稜線を白く彩っていた山の雪が春光の恩恵を享受し、日毎にその装いを新たにする頃、凍てついた地表を割いて何とも愛らしい姿を見せてくれます。
二十四節気でいう啓蟄の頃、ザゼンソウは見頃を迎え、いよいよ春の到来となります。