フランからユーロへ

フランス記念貨の変遷

欧州の通貨統合、ユーロランドの誕生という時代の大きなうねりの中で、フランス通貨もフランからユーロへ、劇的な変化を迎えています。 フランが初めて鋳造されたのは14世紀。それは当時の仏国王ジャン・ル・ボン王をイングランドの監禁から解放するためのもので、フラン(franc)とは自由を意味しています。それから遥かなる時を経て、いま偉大なる通貨フランの終焉とユーロの誕生を記念し、フランス国立造幣局<モネ・ド・パリ>から3種の記念コインが発行されることになりました。 フランス貨幣史を彩る
3種の記念コイン

□マリアンヌ
フランスを象徴する女性像。
マリアンヌはフランスのシンボルとなっている女性。コインや切手をはじめ、数多くの公的なもののデザインに使われています。また、アメリカ独立100周年の記念にフランスから贈られた自由の女神像のモデルとしても有名です。このコインは、<フランス貨幣2000年史>コレクションとして発行されるもの。近年を代表するフラン記念貨です。


金貨・銀貨共通裏面

金貨表面

銀貨表面

マリアンヌ金貨

□アルティメット
最後のフランス・フラン。
記念すべき最後のフラン貨を手がけたのはフィリップ・スタルク。ビアジョッキをモチーフにしたアサヒビール本社の設計により日本でも有名なフランスの代表デザイナーです。革新的な波状形態のコインは私たちの常識を根底から覆し、必要字句をエッジに集中させたシンプルなデザインは、最後のフラン貨にオブジェとしての気高さを与えています。


金貨・銀貨共通表面

金貨・銀貨共通裏面

金貨・銀貨共通側面

アルティメット金貨

□エウロパ
最初のユーロ記念貨。
ギリシャ神話に登場する女神“エウロパ”。その美貌に恋したゼウスが、白牛になって近づき、彼女を乗せて各地をめぐります。そして“エウロパ”が牛に乗ってやってきたという地域が、その名にちなんでヨーロッパと名づけられたといわれています。欧州通貨統合後はじめてフランスで発行されるユーロ記念貨に、“エウロパ”の肖像は最もふさわしいものといえるでしょう。


金貨・銀貨共通裏面

金貨表面

銀貨表面

エウロパ金貨
価格
マリアンヌ金貨 78,750円(税込み)
アルティメット金貨 98,700円(税込み)
エウロパ金貨 147,000円(税込み)
金貨3種セット 324,450円(税込み)限定500セット
銀貨3種セット 25,200円(税込み)限定1,000セット
*銀貨は単品販売いたしません。