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平成11年12月1日
印鑑検索システムの全店稼働開始について 東和銀行(頭取 増田 熙男)は、営業店での窓口待ち時間の短縮、ネットサービスの拡大による顧客サービス向上及び事務の効率化を図るため、印鑑検索システムの全店稼働を開始しますのでお知らせいたします。
記 1.システム内容
(1)システム概要
本部(本店)設置の印影サーバに全店の印鑑届を登録し、各営業店に設置する印影モニタ(検索端末)での印鑑検索が可能となります。
イ.全店ネットでの印鑑検索が可能となります。
ロ.印影モニタは一線窓口、二線後方事務係及び融資課に設置します。
ハ.システムでは預金系印鑑届及び融資系印鑑届の検索を可能とします。
(2)導入システム
イ.メーカー 富士通株式会社
ロ.システム名 シールマスタ V
ハ.印影モニタ設置台数 300台(全店)●当行は、平成5年から共通印鑑方式を採用して事務の効率化を図っておりますが、今回のシステムは従来のシステムに無かった共通印鑑管理機能を新たに追加した最新システムであります。
また、今回のシステムではイントラネットで既に構築済のLAN−WAN−LAN(本部ルータはLR750、営業店ルータはLR276を使用)のネットワーク及び通信プロトコルとしてTCP/IPを使用し、各営業店にサーバーを必要としないシステム構築を行っており、本方式による全店ネット検索可能なシステムとしては地銀では、全国初となります。2.導入の目的
(1)顧客サービスの向上
イ.印鑑照合事務の効率化により顧客待ち時間の短縮を図ります。
これまでの印鑑照合事務は各営業店保管の印鑑届綴りから検索し(検索時間約90秒)、印鑑照合を行っておりましたが、システムの導入により机上に設置する印影モニタ(検索端末)からキーボード操作により離席せずに検索(検索時間約5秒)が可能となります。
ロ.営業店ネット検索(他店顧客の印鑑検索)を可能とすることで顧客サービスの向上を図ります。
ハ.自動通帳繰越機と併せたサービスの向上
●自動通帳繰越機は平成11年1月から導入開始し、現在では本店営業部・前橋東支店・高崎北支店・伊勢崎支店・太田支店・大泉支店・渋川支店・所沢支店・桶川支店・狭山ヶ丘支店・東久留米中央支店・東久留米西支店の12店舗(群馬県7、埼玉県3、東京都2)で稼働しておりますが、自動通帳繰越機で繰り越したリピット印鑑の無い通帳についてもネット窓口で支払対応を可能とします。
<ご参考>
自動通帳繰越機では、満頁となった通帳を自動的に繰り越すことがができます。従来の通帳繰越は窓口で行っていましたが、自動通帳繰越機を使用することで、銀行営業時間(平日午前9時から午後3時)以外での通帳繰越が可能となります。稼動時間はATMと同様、正月三が日を除き、午前8時から午後8時までです。(2)事故防止
印鑑検索システムの導入により、通帳見返しのリピット印鑑を原則廃止します。これにより、通帳盗難及び印鑑偽造等による事故の防止を図ることができます。
なお、リピット印の貼付については、お客さまの希望により選択いただく予定です。3.全店稼働開始時期
この印鑑検索システムは、平成11年7月から導入を開始し、印影モニタ(検索端末)の設置及び印鑑届の登録完了店舗から順次、稼働を開始しておりましたが、平成11年12月中旬に全店の印鑑届の登録が完了することに伴い、全店の印鑑届がネットで検索可能となります。
●印鑑届の登録には、本部に常駐する25名の印鑑届登録チームがあたり、6ケ月の短期間で全店の印鑑届の登録を完了する予定です。以 上本件に関するお問い合わせ先
事務部/青木・総合企画部/茨木 TEL 027-234-1111