2004年10月5日より群馬テレビにて東和銀行提供の「三国街道 風の道しるべ」が放送されております。

  古く万葉集にその名が記され、江戸時代には太平洋側と日本海側を結ぶ最短の道として栄えた、三国街道。

  群馬の高崎から新潟の寺泊まで三十四の宿場を連ねた三国街道は、参勤交代の大名、職人、養蚕手伝いや
  田植え手伝いの五月女(さおとめ)、月潟村の角兵衛獅子、越後米や海産物を扱う商人や佐渡送りの罪人まで、
  多彩な人々が行き交う “暮らしの道”でした。

  それだけに三国街道の沿線を眺め渡してみると、いまなお様々な歴史の足跡がくっきりと記されていることに
  驚かされるのです。
  平安時代、鬼賊討伐に派遣された坂上田村磨を祀った三国権現(三国峠)。
  関東出陣の際、三国峠を越えた上杉謙信にちなんだ「謙信の逆さ桜」(赤谷湖畔)。
  江戸時代、参勤交代の大名が宿泊した本陣(須川宿)。

  さらに川端康成が逗留し、世界的な名作『雪国』の舞台となった湯沢温泉。
  歴史・文化・伝統・物産・農林漁業・衣食住・そして今も街道の沿線に生きる人々の暮らしと彼らの言葉。
  これら掛け替えのない“道を通じた歴史”を、ひとつひとつ訪ね歩き物語ることで、新たな輝きを見いだしてゆく。
  それこそが、『三国街道 風の道しるべ』なのです。


放送日時は下記のとおりです。
ぜひご覧ください。

本放送 2004年10月5日(火)〜2005年3月29日(火)(全26回)
(毎週火曜日21:00〜21:15)
再放送 2004年10月8日(金)〜2005年4月1日(金)(全26回)
(本放送日と同週の金曜日12:40〜12:55)